丸美産業株式会社

60周年の感謝と、次世代へ向けて

新社屋竣工にあたって

当社が創業されたのは今から60年前の1948年です。当初、名古屋市中区西川端町において住居兼事務所としてスタートし、その後中区正木町、熱田区幣懸町へと本社が移転し、現在の地瑞穂区瑞穂通に本社ビルを建て、本社移転をしたのが1964年です。この土地は、私の母嶺木八重納が自分のへそくりで買い、私の父嶺木一夫(創業者・現名誉会長)が事業転換と求人の目的から多額の借入をして4階建てのビルを建てたと聞いております。

その後の当社は外材問屋として目覚ましく発展し、紆余曲折はあったものの、60周年を迎える現在、地域社会においてその存在を着々と築いてくることができました。

当社にとってまさに幸運をもたらしてくれる場所と私は思います。次なる存在を目指し、次なる使命を認識して、新社屋を建設した次第です。

丸美産業株式会社 代表取締役会長 嶺木 昌行

平素は、並々ならぬご厚誼にあずかり、深く感謝しております。

さて、弊社では、かねてより本社社屋を建設中でありましたが、おかげさまでこのほど落成の運びと相成りました。これもひとえに皆様のご支援の賜物と社員一同感謝している次第であります。

旧社屋は老朽化もすすみ、増築を重ねた結果、耐震的にも問題がありましたので、以前から建替えを検討して参りました。このたび落成いたしました新社屋は、来社いただきます皆様が快適にお過ごしになれますよういろいろと創意工夫をいたしました。

弊社社員一同、これを機にお客様の声を今まで以上に大切にする覚悟でございますので、今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

丸美産業株式会社 代表取締役社長 南 喜幸

建物概要

丸美産業の新社屋は、“木”の特性(風格、風情、風合い、温もり、味わい、肌ざわり、懐かしさ、癒し…など)を、現代建築における建築技術の粋を集めて具現化した建築です。

現行の法令では、防火の関係上市街化地内で純粋な木造ビルを建てることができません。したがって近年木材業界において研究開発が進んでいる「木質ハイブリッド構造材」を主要構造として採用しました。これは“木”と“鉄”を組み合わせることによって、法令上必要とされる耐火強度を実現しようとするものです。

新社屋は、嶺木会長の“木”と“未来”に対する思いと建築家高松伸さんの考える“木”の可能性、美しさを融合させた建物であり、外装部分にガラスで挟み込んだ「木質ハイブリッド」の柱と集成材の柱を外部に見せることでこれまでに例をみない外観になりました。

外観のデザインはもとより内部を可能な限りスケルトンにすることで、組織の変化にも対応がしやすく、充分な強度をもっています。1階と3階の屋上を一部緑化することによって、建物の環境と同時に地域環境にも配慮しました。

建物外観
◆構造・規模 木質ハイブリッド造
(一部鉄筋コンクリート造)5階建
◆敷地面積 1,110.47m2
◆建築面積   879.66m2
◆延床面積 3,243.99m2
◆建物高さ    20.95m
<設計・監理>
高松伸建築設計事務所
<施工>
鹿島・名工建設共同企業体

「木」のよさを生かした技術

ハイブリッド集成材柱構造

「木質ハイブリッド集成材」とは、カラマツ集成材の中にH型鋼を内蔵したものであり、近年、国土交通省総合技術開発プロジェクト(総プロ)と日本集成材工業協同組合が開発し、 木質ハイブリッド集成材 大臣認定が取得された1時間耐火部材です。新社屋は、この構法を使用した事例としては、国内最大の規模を誇ります。 木質ハイブリッド集成材
◆燃え止まり現象
ハイブリッド集成材の耐火性能は、木材の「燃え止まり現象」によるものです。「燃え止まり現象」とは、着火して燃焼している材が、その表面に形成される炭化層の働きにより、燃え尽きることなく自然に鎮火して火種がなくなる現象をいいます。
燃え止まり現象

ダブルスキンカーテンウォール

ダブルスキンカーテンウォール 「木」を風雨から守りつつ、「木」そのものを象徴的に表現するために採用されたガラスカーテンウォールは、ダブルスキン構造となっています。インナースキンには防火ガラスを装備し、必要な防火性能を確保するとともに、ダブルスキン構造によって、日射の遮蔽性や断熱性のほか、遮音性の向上を図っています。 ガラスパラペット
◆ガラスパラペット
外装の透明性を高めるために採用されたガラスのパラペット部分には、ダブルスキン内の熱を排出するためのファンや、清掃用のゴンドラなどの機能が集約されています。また、「木」を雨水から確実に守るために、2重・3重の止水対策が施されています。

地図

地図
住所 名古屋市瑞穂区瑞穂通三丁目21番地
交通 地下鉄/地下鉄桜通線 瑞穂区役所駅 2番出口より南へ徒歩1分

7月26日より新社屋にて業務開始いたしました。
ただし情報企画室は、8月25日(月)より新社屋にて業務開始いたします。

以上

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